ロードバイクの選び方

【自転車のペダル3選】種類と進化のまとめ|違いを知ってお気に入りのペダルを見つけよう

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自転車のペダルは進化しています。例えば、ロードバイクですとビンディングペダル。競輪と言ったらトゥークリップというペダルがあります。これらは靴をペダルと固定して効率よく脚力をペダルに伝え、ペダルを漕ぐ力を車輪に伝えて速く走ります。

一方で金具も何もついてない、ごく普通のフラットペダルもあります。さて、この自転車のペダルはどんな種類があるのでしょうか。

この記事では、自転車のペダル全種類をまとめてみました。ペダルを選ぶ前に世の中にある自転車のペダルがどんなものがあるか歴史とともに知ることができる記事になっています。

結論を申し上げると、ペダルは次の3つに集約されます。それぞれ観ていきましょう。

  • フラットペダル
  • トゥークリップ
  • ビンディングペダル
よみ
よみ

自転車のペダルはいろいろな形状のものがあるけど、

分類するとたった3種類なんだね。

フラットペダル:自転車ペダルの基本

自転車のペダルの一番手はなんといってもフラットペダルです。自転車にペダルが付いた頃からある足乗せタイプのごくごく普通のペダルです。

自転車にペダルが付いたのは1866年頃です。当時自転車のことをベロシペードと呼ばれていました。今でも自転車のことをフランス語で「ベロ」と言います。なんか感慨深いですよね。

(ベロシペード – Wikipedia)

ちなみに、今の形に近い自転車が登場したのは、1817年とベロシペードから遡ること50年前。当時はペダルなどついておりませんでした。
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いしやん
いしやん

現代のストライダーみたいだね!

フラットペダルの長所:さまざまな世代・利用用途に対応可能

フラットペダルの利点は、どんな世代の方・どんな靴でも対応できる点です。自転車は小学校入学前の4歳くらいから乗ることができます。そんな子が使うペダルはフラットペダルでしょう。

裸足は少し危ないですが、フラットペダルで乗れないことはありません。普通はお気に入りのスニーカーで乗ることになります。

信号待ちが多い街乗りや、サイクリングなどで、のんびりと自転車に乗りながら見たい場所で降りて散策するような乗り方がフラットペダルには最適です。

フラットペダルの短所:レースや長距離走行には不向き

フラットペダルが苦手なところは、レースなどでで速く走ったりするのは苦手です。

また、30キロ以上のサイクリングなど長距離を走るには、靴とペダルが固定されたトゥークリップやビンディングペダルの方が楽に走れるでしょう。

レースや長距離の場合は、疲れてくると足を踏み外す危険もでてきます。その点からもフラットペダルはオススメできず、後ほど紹介するトゥークリプやビンディングペダルの方が有利といえます。

おすすめのフラットペダル:足置き面が幅広タイプが漕ぎやすい

フラットペダルは完成車に付いてくることも多いです。しかし、コストを抑えるため、それは小さめで滑りやすい物が多く快適でないペダルも多いです。

例えば、標準のペダルはこんな形状をしています。標準的なペダルなので幅もそこそこ材質も一番安価な樹脂となっています。ペダルが小さめで樹脂なので滑り安いと感じることがあります。

快適性を求めたペダルも販売されています。次のペダルは快適と評判です。

人気の理由
  • 幅が広い
  • ペダルの中央が凹んでいる
  • 泥がつまらない
  • 滑り止めのピンは適度な長さ(5mm程度)

幅が広いほど、踏み外しにくくなります。幅が狭いペダルは力を1点に集中して入れやすい面がありますが、疲れてくると踏み外しやすくなるのでフラットペダルは広めがオススメです。

ペダルの中央が凹んでいるものもペダルの踏み込みがしっかりします。ペダルの中には中央の芯の部分が飛び出ているものもあります。中央が突き出ているタイプは1点で踏んでいるような感覚となり、力が入りづらいです。

ペダルは、金属フレームの穴がしっかり開いている方が良いです。フラットペダルは靴の泥を拾ってしまうので、穴が大きい方が泥はけが良いためです。

滑り止めのピンは、深い方が滑り止め効果がありますが、靴底の溝以上にピンが長いと靴底の方が傷んでしまいます。靴は普段履きの靴やお出かけ用の靴と多岐に渡るのでピンは低めの方が良いです。

昔のペダルは鉄一択でした。現代は多種な素材があります。樹脂・アルミ・ステンレス・カーボンなどがあります。樹脂は最も安価ですが滑りやすいというデメリットがあります。

金属のペダルは樹脂より滑りにくいですが、重くなりがちです。軽くて強度があるのはカーボンですが、どのペダルよりも高価となります。

トゥークリップ:靴とペダルを固定するシンプルな器具

トゥークリップは、フラットペダルの発展型です。フラットペダルの次に出てきたペダルと言ってよいでしょう。フラットペダルにトゥークリップという器具をつけて普通の靴をペダルと固定することができます。固定をすることでフラットペダルよりも効率良く力をペダルに伝えることができるようになります。結果、より楽に速く走ることができるでしょう。

トゥークリップの長所4点

トゥークリップの長所を上げると次の4点があげられます。

  • トゥークリップを追加するだけで良い
  • 普通の靴で乗れるのでお手軽
  • 価格が安い
  • 固定力が最強

トゥークリップの長所はなんと言ってもフラットペダルに安価なトゥークリップを追加するだけで実現できてしまうことでしょう。

おしゃれなデザインでサイズも選べるトゥークリップ

トゥークリップの短所4点

  • 足が完全に固定されるのですぐに足が抜けず立ちごけし易い
  • 締め付けにより靴が痛む
  • ストラップを毎回まく手間あり
  • 信号待ちが多いと脱着が面倒


フラットペダルの延長から、お手軽に靴固定ができるのが良い点がある一方で、ペダルからの脱着がひと手間あって大変そうです。

トゥークリップを使った方が良い人

トゥークリップのオススメな人は、競輪で走る人や自転車にスピードを求めるような人です。自転車を引いて歩くより、ずっと乗っていたい方におすすめの器具となります。

トゥークリップを使うべきでない人

絶対に立ちごけをしたくない人は使わない方が良いです。特に自転車初心者の方や慣れてない方は、足を固定されると恐怖心もでてきます。そんな方はトゥークリップより、フラットペダルかビンディングペダルの方が良いでしょう。

なぜ競輪はビンディングペダルではなくトゥークリップなの?

ビンディングシューズとトゥークリップ。どちらが固定力があるかというとトゥークリップになります。競輪は自転車性能の限界まで求めるので、固定力のあるトゥークリップの方が良安全ともされています。

また、ビンディングシューズは脱着のしやすさも特徴になってます。

レースの途中で外れてしまうと、複雑骨折の可能性が高くなるので足がしっかり固定してあったほうが良いようです。

トラックで転ぶときは、足はくっついたままで肩から落ちるのが一番ダメージが少ないようです。

ビンディングペダル:脱着と固定性能を両立した最先端のペダル

ビンディングペダルは、専用の靴(ビンディングシューズ)と専用のペダル(ビンディングペダル)を金具で固定して使用します。金具はクリートと言われ靴に付けます。そのクリートとペダルをくっつけて固定します。クリートを固定するネジが2個、3個、4個の3種類ありそれぞれ異なります。

ネジ2個穴タイプは程よい固定力と脱着性能が特徴です。街乗りや立ち寄りの多いサイクリングに向いたペダルとなります。マウンテンバイクのペダルに多く採用されています。

ネジ3個穴、4個穴タイプは、固定力が高いのでレース向きとなります。ずっとペダルを踏み続けるようなライドスタイルに最適でしょう。穴数が多いほどスタックハイトを低くなる傾向があります。スタックハイトとは、足裏とペダルまでの距離です。低いほどパワー伝達にロスがなくなります。ロードバイクに多く採用されています。

ビンディングペダルの長所4点

ビンディングペダルの利点は次の通りです。

  • レースで速く走れる
  • 長距離が楽に走れる
  • 引き足が使える
  • 筋肉をまんべんなくつかえるので疲労度が低い

ペダルと靴がワンタッチで脱着できることが最大の特徴です。信号待ちが手軽にできるので、公道を長距離走ることに対して優位性も持っています。引き足は足を引き上げる力を推進力に変換することですが、同時に筋肉をまんべんなく利用することにも繋がり疲労分散に役立ってます。

ビンディングペダルの短所3点

ビンディングペダルの短所は次の通りです。

  • 慣れないと立ちごけする
  • 専用のシューズ・クリート・ペダルの3点を揃えるコストがかかる
  • クリートは消耗品なので交換が必要

ビンディングシューズは専用のシューズとペダルそしてクリートの追加購入が必要です。そのため、フラットペダルやトゥークリップと比べると大幅にコストがかかります。

また、トゥークリップほどではないにしろ、ペダルからの脱着に失敗すると立ちごけも起きます。

トゥークリップなら数千円/ビンディングペダルなら数万円

トゥークリップであれば、2000円くらいで準備できます。フラットペダルに付けるだけで済みます。一方ビンディングペダルとなると1万円以上必要です【ビンディングペダル(5千円~)+ビンディングシューズ(5千円~)+クリート(2千円~)】

ビンディングペダルがおすすめな人

  • 最速では知りたい人
  • オフロードも走りたい人
  • 100キロなどのロングライドをしたい

ビンディングペダルがおすすめな人は、競輪以外のレースに出る人や公道を長距離ライドする人などです。程よい固定力と脱着性が負担を軽減します。

ビンディングシューズは金具で固定されます。脱着するときに鳴る「カチン」という音がたまらなく好きという方もたくさんいらっしゃいます。

ビンディングペダルをおすすめしない人

  • 手軽に自転車を楽しみたい人
  • 足を固定されるのが苦手な人
  • 自転車乗り始めの人

自転車に乗り初めの初心者や、もっと手軽に近場散策する方にはビンディングペダルはやや過剰品質なところがあります。ある程度自転車に慣れており、距離を乗られる方がおすすめです。

2穴のビンディングペダル2種紹介

2穴タイプのペダルでは、ペダルの片側、ペダルの両面でキャッチできるタイプがあります。クランクブラザーズはペダルが棒状なので4面で捉えることができます。

SPDペダル

引用:シマノ公式ページより(https://bike.shimano.com/ja-JP/service-upgradeparts/mtb/category/cleat.html)

2穴の代表といえるビンディングペダルです。shimanoがマウンテンバイク用に開発しました。取り付ける金具が小さいので脱着がしやすく固定力もそこそこあります。

靴も普通に歩けるような作りにすることができます。

ちなみに、SPDはShimano Pedaling Dinamicsの略称です。

SPDビンディングシューズをまとめた記事はこちら

クランクブラザーズ

引用:クランクブラザーズ公式ページ

同じく2穴です。取り付ける金具がSPDとよく似てますが互換性はなく別物です。ペダルが棒状なのが特徴で4面でキャッチできます。脱着性能ではSPDの上を行きます。

ペダルが棒であるため、ペダルとシューズの接地面が少ないので硬度高めのシューズが必要です。

好みが分かれるところとなります。

3穴のビンディングペダル3種ご紹介

3穴のビンディングペダルと言えば、SPD-SL,LOOK,TIMEの3種類が挙げられます。それぞれ見ていきましょう。

SPD-SL

引用:シマノ公式ページ(https://bike.shimano.com/ja-JP/apparel-accessories/pedal/road-pedal.html)

SPD-SLは、Shimanoがロードレース用に開発したビンディングペダルです。Shimano曰くマウンテンバイク用にSPDを元に開発ということですが、実情は少し違います

SPD-SLは、LOOKが世界で初めて開発したビンディンペダルと互換性をもちつつ、1990年に世に出しました。この点からLOOKのビンディングペダルがお手本です。

SLの文字が気になるところですが、これはSuper Lightが正しいようです。つまりShimano Pedaling Dinamics-Super Lightです。

若干の揶揄を込めて、Shimano-LOOKと言う方もいらっしゃいます。

SPD-SLのビンディングシューズをまとめた記事はこちら

LOOK

引用:LOOK・PP65、(追加)購入(https://stat.ameba.jp/user_images/20210608/13/fishing-bicycle-ciao/7d/de/j/o2592194414954279032.jpg?caw=800)

1984年、世界で始めてビンディングシューズを開発したのがLOOKです。完成度が高く、当初はLOOKの独壇場でした。これを元にTIMEやSHIMANOが追従をしていきます。

当時から完成度が高く固定力が高いビンディングペダルと評されていました。一方で、すぐにクリートが減るとか滑るという問題もありました。

ランス・アームストロングはLOOKのペダルを愛用

ランス・アームストロングという著名なロードレーサーがいました。当時ShimanoがスポンサーだったのでSPD-SLを履くべきなのですがLookをずっと愛用しShimanoのペダルを使いませんでした。当時のShimanoは、ロードレース用のビンディングは後発組で品質が負けていたのです。Shimanoはこれはまずいと思いSPD-SLに力を入れるのでした。

TIME

引用:CycleSports公式ページより

タイムもビンディングペダルを開発しました。LOOKから遅れること3年。1987年に登場しており、ルックとは別のコンセプトで作られています。

LOOKのクリートが減る、滑りやすい点を改善するため、クリートをつかみやすい構造にしました。これをフローティング機構といいます。

LOOKのペダルは優秀ですが、固定力が強く膝にかかる負担が大きいものでした。それを改善すべく遊びを多くした造りにしました。

クリートをはめるという感じも独特で、クリートがペダルにぬるっと入るイメージのようです。

一方で、TIMEのペダルは遊びが大きすぎると評する方もいます。遊びがあるとパワー伝達ロスになります。遊びが少な過ぎると膝に負荷がかかります。ユーザーの好みが分かれるところとなります。

4穴のビンディングシューズのご紹介

4つ穴のビンディングペダルは、SPEEDPLAYのペダルになります。個性的なフォルムが特徴です。早速見ていきましょう。

スピードプレイ(WAFOO)

引用:スピードプレイ公式ページより(https://brand.intertecinc.co.jp/speedplay/)

今まで出てきたペダルの中で、スタックハイトを一番低くできるペダルとなります。その分力をダイレクトに伝えることができます。

ペダル形状も飴玉のようで特徴的です。2019年からWAFOO傘下となりました。それにより小さなペダルにパワーメータも内蔵できるようになりました。パワーメーターのそれまではクランク内蔵なので、クランクを交換しなければならなかず手間でした。

ペダルにパワーメータがあると、ペダルだけ付け替えられるのでお手軽にパワーメーターを試せるのが良いですよね。

まとめ:目的にあったペダルを見つけよう

ペダルには、大きくフラットペダル・トゥークリップ・ビンディングペダルの3種類があります。特徴はそれぞれ次の通りです。

  • フラットペダル—どんな人・どんな自転車でもマッチ:ホビーユーズ向け
  • トゥークリップ—固定力抜群の玄人仕様なペダル:レース向け
  • ビンディングペダル—脱着性と固定力を両立させたペダル:ホビー/レース両方向け

ペダルもさまざまな用途や種類があるので、これを知ることであなたに合った最適のペダルを見つけられるはずです。

ぜひともぴったりなペダルを見つけて、自転車を楽しく乗りましょう

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