こんにちは!いしやんです。
- そろそろビンディングペダル(SPD-SL)を導入してみたいけど、どれを買ったら良いのかわからない。
- ビンディングペダルの形を見ても形がほとんど同じ、選択に迷う。
と思ったりしてないでしょうか。
SPD-SLのペダルが欲しいけど、失敗したくない。
せっかく買うのなら違いを理解した上で納得して購入したい。
こういったお悩みにお答えします。
私は、ロードバイクに乗って約1年です。
4ヵ月程フラットペダルで乗っていました。
その後は、ビンディングペダルに切り替えて今に至ります。
もうすでに6000キロ以上走っています。
速くは走りませんが、長距離は走ります。
楽に走るにはビンディングペダルはとても役立ち、もうフラットペダルには戻ることはできません。
今日の記事を読むと、シマノSPD-SLのビンディングペダル代表5種類について違いを分かったうえで、ペダルの選択と検討ができるようになると思います。
結論ですが、オススメのビンディングペダルは次の通りです。
- コストパフォーマンスパ重視、ロングライドやレース、ヒルクライムも本格的に活動する・・・PDーR8000(上から2番目のグレード)
- コスト重視、初心者、サイクリングメインで使う・・・PD-R550(下から2番目グレード)
PD-R8000(+4mmロングモデル)をAmazonで見る
\この機会にビンディングシューズも合わせてどうぞ/
ロードバイク用シマノビンディングシューズ2020全9種類を一覧表で徹底比較 - いしやんロード
それでは、本題に行きたいと思います。
- SPD-SL外観について並べて比べてみる
- シマノ(Shimano)SPD-SLビンディングペダルを一覧表で徹底比較
- オススメは用途に応じて、PD-R8000 or PD-R550をどちらか選択
- ペダルといっしょに購入した方が良いアイテム
- まとめ
- 全ての商品外観
SPD-SL外観について並べて比べてみる
引用:シマノ公式ホームページ
https://bike.shimano.com/ja-JP/apparel-accessories/pedal/road-pedal.html
左が最高級モデル、右へ行くほどグレードが下がっていきます。
パッ見には、どれも同じような形状。
どれもかっこ良く、どれが良いのか迷ってしまいますよね。
Shimano SPD-SL ビンディングシューズは上級グレードから並べると次の通りです。
- PD-R9100(Dura-Ace)
- PD-R8000(Ultegra)
- PD-R7000(105)
- PD-R550(Tiagra)
- PD-RS500
コンポのランクキングとほぼ対になっています。
とは言え、ペダルです。
コンポが違っても、どのグレードでも普通に使えます。
ですが、一応コンポがDura-Aceなら、PD-R9100がオススメですよ~。
ラインナップされています。
Dura-Ace ⇒ Ultegra ⇒ 105 ⇒ Tiagra迄あるのに、PD-RS500は「Sora以下」となってます。
Sora、Craris、Tourneyとひとくくりにされているのは少し寂しい気もします。
シマノ(Shimano)SPD-SLビンディングペダルを一覧表で徹底比較
比較一覧表はこちら
※色付きの箇所は注目ポイント
モデル番号 | PD-R9100 | PD-R8000 | PD-R7000 | PD-R550 | PD-RS500 |
---|---|---|---|---|---|
シリーズ | DURA-ACE R9100 シリーズ | SHIMANO ULTEGRA R8000 シリーズ | SHIMANO 105 R7000 シリーズ | SHIMANO TIAGRA 4700 シリーズ | シマノ製品 |
カラー | CFRP (Carbon Fiber Reinforced Plastics) 炭素繊維強化プラスチック |
CFRP (Carbon Fiber Reinforced Plastics) 炭素繊維強化プラスチック |
CFRP (Carbon Fiber Reinforced Plastics) 炭素繊維強化プラスチック |
ブラック | グレー | ブラック |
平均重量 | 228 g | 248 g | 265 g | 310 g | 320 g |
補足 | 4 mmロング軸も入手可能、中空クリートボルト | 4mmロング軸も展開 | ー | ワイドスプリングテンション範囲 | ー |
幅広踏面 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ー |
ロードクリアランス (自転車が傾けられる角度) |
35 | 33 | 31 | 32 | 30 |
ビンディング | 片面 | 片面 | 片面 | 片面 | 片面 |
カートリッジ軸 | - | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
キャッチコピー | AN LIGHTEST | ー | ー | WIDE SPRING TENSION ADJUSTMENT RANGE FOR WIDE RANGE OF RIDERS | ー |
カテゴリ | ROAD | - | - | ROAD | ー |
付属クリート | SM-SH12 | SM-SH11 | SM-SH11 | SM-SH11 | SM-SH11 |
クリート保持アジャスター | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
特徴 | Excellent pedaling efficiency - Optimized balance of weight and rigidity > Injection molded carbon composite body > Hollow cleat bolt |
ー | ー | Wide spring tension adjusment range | ー |
モデル年式 | 2017 | ー | 2014 | ー | |
クリート (オプション) | SM-SH10、SM-SH11 | SM-SH10、SM-SH12 | SM-SH10、SM-SH12 | SM-SH10、SM-SH12 | SM-SH10、SM-SH12 |
ペダルタイプ | Road | Road | Road | Road | Road |
リフレクター | SM-PD63 | SM-PD63 | SM-PD65 | SM-PD65 | SM-PD58 |
シールドメカニズム | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
ー | ー | ー | ー | ー | |
価格(AMAZON価格) | 18,347 | 12,000 | 8,887 | 5,748 | 4,847 |
ロングモデル | 18,400 | 12,300 | - | - | - |
アマゾン評価 | 107(4.6) | 439(4.7) | 113(4.4) | 142(4.6) | 176(4.5) |
一言で言うと | レース用でシューズで軽い。 クリートのはめ込みは固い。 |
レースもできて軽い。 クリートはめ込みはやや硬め。 |
低級グレードより軽い。 中・上級者向きでレース ヒルクライムどちらでもOK |
やや重いが色が選べる。 ペダルの回転が上級モデルよりも渋い 初心者、サイクリング向き |
一番重く、ペダルの回転がやや重い 初心者、サイクリング向き |
商品サイトリンク | PD-R9100(Dura-Ace) |
PD-R8000(Ultegra) |
PD-R7000(105) |
PD-R550(Tiagra) |
PD-RS500 |
PD-R9100(+4mmロングモデル) |
PD-R8000(+4mmロングモデル) |
- | - | - |
シマノSPD-SLペダルの違いを順番に解説
価格
一番気になる方が多い項目だと思います。
価格は大体次の通りになっています。(Amazonサイトで比較しました)
- PD-R9100・・・18,000円(差+6,000円)
- PD-R8000・・・12,000円(差+3,000円)
- PD-R7000・・・9,000円(差+3,000円)
- PD-R550・・・6,000円(差+1,000円)
- PD-RS500・・・5,000円
下級グレードの価格差は小さいが、最上級(R9100)と2番目(R8000)の差がぐっと大きくなっていることが特徴的ですね。
価格は、これから解説していく、重さ(素材)や加工の仕方の違いから来ています。
なるほど。価格と見た目だけだとわからないね。価格以外の特徴も観ていこう!
付属で付いてくるクリート
ビンディングペダルを買うと、クリートが一つ付いてきます。
クリートは、シューズとビンディングペダルをくっつける金具です。
SPD-SLには次のように、3種類あります。
引用元:楽天市場サイト
送料無料 シマノ SPD-SLクリート SM-SH10 SM-SH11 SM-SH12 SHIMANO 固定タイプ フロートタイプ 赤 青 黄
付属してくるクリートはビンディングペダルによって変わります。
- 最上級グレードモデル(PD-R9100)・・・SM-SH12
- それ以外のモデル・・・SM-SH11
何故このような違いがあるのでしょうか。
図でも解説の通り、色の違いによってペダル装着時の遊びがあります。
- SM-SH10(赤)・・・0度
- SM-SH11(青)・・・2度
- SM-SH12(黄)・・・6度
クリートの遊びですが、多い少ないでメリット・デメリットが双方あります。
遊びが少ないメリット・・・いつも同じ位置でペダルが踏めるので、足の力を確実に自転車に伝えることができます。
遊びが少ないデメリット・・・セッティングがとてもシビア。
正しい位置につけないと、余分な力が膝にかかり痛めてしまうことがあるので注意ですね。
PD-R9100は青色の遊びの少ないクリート。
パワフルに速く走る方にとっては、PD-R9100がいいね。
重量
重量はは次の通りです。
上級モデル程、軽くなっています。
- PD-R9100・・・228g(差-20g)
- PD-R8000・・・248g(差-17g)
- PD-R7000・・・265g(差-45g)
- PD-R550・・・310g(差-10g円)
- PD-RS500・・・320g
最低グレードと最高グレードの差は92gです。
ちょっぴりの差ですね。
食事を1回我慢すれば元取れてしまうくらいの違いとも言えます。
ところが、ペダルの重さは意外と影響が大きいです。
楽に走る為には、ペダルは少しでも軽い方が良いです。
何故なら、ペダルは自分の足で回すからです。
スタートからゴールまでの間に何千回も。
ロードバイクに乗っている間は、何万回もです。
ちりも積もればで、重いペダル程、長時間ライドになるとボディブローのように疲れがたまってきます。
PD-R550とPD-R7000では、重量が45gと大きいです。
その理由は、素材が異なるからです。
PD-R7000以上は「炭素繊維強化プラスチック」が使われています。
PD-R550以下は、普通の樹脂でできています。
素材の差がにより300gを切るペダルを実現しているのでしょう。
楽に走るなら、300gを切るペダルが欲しいね。
ロードクリアランス
ロードクリアランスは自転車をどれだけ倒して走れるかになります。
- PD-R9100・・・35度(差+2度)
- PD-R8000・・・33度(差+2度)
- PD-R7000・・・31度(差-1度)
- PD-R550・・・32度(差+2度円)
- PD-RS500・・・30度
初心者のうちは、あまり関係ないかもですが、上級者になってレースになると自転車を究極に倒してコーナリングを攻めることがあるので重要になってきます。
コーナーを回り、さぁ加速というときペダルを回しますが、最上級モデルでは35度倒した状態でペダルを漕げますが、最低モデルでは30度まで起こさないとペダルを回せません。
同じように使うと、最低モデルではペダルが地面を削ることになります。
高級なペダル程、強度をキープしながら薄くして、できるだけ自転車を倒せるようにしています。
面白いのは、R7000のが上級グレードなのに、R550の方が自転車を倒せてコーナリングが攻めるのですね。
コーナリング重視の方はPD-R8000(Ultegra)モデル以上が良い感じかな。
カラー
シューズは色のバリエーションが沢山あるのに比べて、ペダルは実に地味です。
- PD-R9100・・・CFRP
- PD-R8000・・・CFRP
- PD-R7000・・・CFRP
- PD-R550・・・ブラック/グレー
- PD-RS500・・・ブラック
CFRPとは、先ほども出てきた炭素繊維強化プラスチックです。
色はブラックです。
唯一PD-RS550だけが、ブラック or グレーを選べます。
ロング軸モデル
最上級(PD-R9100)、その一つ下(PD-R8000)のモデルには+4mmロング軸モデルがあります。
クランク~足のポジションを+4mm遠くしたペダルです。
腰幅の人で、もう少し足のポジションがペダルから遠い方が良いという方に最適です。
引用:シマノ公式ホームページより
そうはいっても、購入前に不安な方は、実店舗で違いを確認した方が良いですね。
口コミ・評価
Amazonの評価数(2020年5月29日時点)では以下のようになっています。
- PD-R9100・・・107(4.6)
- PD-R8000・・・ 439(4.7)
- PD-R7000・・・113(4.4)
- PD-R550・・・ 142(4.6)
- PD-RS500・・・176(4.5)
※()内は平均高評価率
評価数が多くて、一番高評価だったのはPD-R8000でした。
次は、評価を読んでみた感想です。
PD-R9100(Dura-Ace)
レース用シューズの為か、クリートのはめ込みは硬いという評価が多いようです。
硬い分、はめる時パチンと良い音が鳴るようです。
さすが最高峰Dura-Aceモデルだけありますね。
PD-R8000(Ultegra)
レースやロングライドも楽に走れるようにする為か、クリートのはめ込みは硬めといった意見がでています。
PD-R7000(105)
R8000以上とR7000以下で明確に違うのはアルミプレートがネジ固定かどうか。
このネジが取れてしまったという不具合もあったようです。
レースやロングライドをこなせますが、レースでは物足りなさがあるといった口コミがあります。
ペダルの回転が上位モデルよりも渋いという意見もありました。
PD-R550(Tiagra)
素材が上位モデルと異なり300gを超えるペダルになります。
重い分疲れるようですが、初心者には違いは分からないという評価があります。
PD-RS500
初心者、サイクリング向きという意見があります。
オススメは用途に応じて、PD-R8000 or PD-R550をどちらか選択
5つを見てきたところ、初心者が買うべき一品が見えてきました。
選択枝1)PD-R8000(Ultegra)はコスパ重視、将来レースやヒルクライムもやりたい方にオススメ
理由は次の通りです。
- 上級グレードで、サイクリングから始めて本格レースやヒルクライムまで対応できる
- 一番売れている安心感
- PD-R9100(Dura-Ace)は絶品だが、レース指向の為、初心者には敷居が高い
- PD-R7000(105)も悪くはないが、本格レースでは物足りなさがある。
- 足元のステンレスプレートがネジ止めではないので、足元を見られた時「こやつ、できる」という優越感(自己満足)
選択枝2)PD-R550(Tiagra)は、SPD-SLを最小コストで始めたい方にオススメ
理由は次の通りです。
- とにかく安く、サイクリングする程度であれば、SPD-SLの試乗感を満喫できる。
- PD-RS500でも悪くはないが、値段差が1000円程度であり、ずっと回すものだから低級グレードでも品質は高い方が良い。
- PD-R7000も悪くはないが、価格が+3000円と高い。
ペダルといっしょに購入した方が良いアイテム
さて、ペダルを手に入れても自転車に付けられなくては意味がありません。
いっしょに買っておきたいアイテムを2つご紹介です。
ペダルレンチ
既存のペダルを外したり、取り付けたりするときに必要です。
15mm幅のスパナなのですが、ホームセンターには14mm,16mmは売っていても、何故か15mmは売ってません。
力も掛けないとペダルは取れないので自転車専用工具として購入しておくことがオススメです。
8mm六角レンチ
実は、PD-RS500までは15mmのペダルレンチで取り付けられますが、PD-R7000以降は、六角レンチでないと取付できません。
今後、様々なペダルを外したり取り付けたりするので、1本持っておいた方が良いですね。
まとめ
今日は、シマノビンディングペダルを5つについて書いてみました。
同じように見えて、実は価格が全然違います。
違いは、素材や作りによって変化していることを一覧表を使って確認しました。
一覧表は、シマノ公式ページから確認したものですので、是非ビンディングペダルをお選びの際は参考にしてもらえると嬉しいです。
初心者にオススメは、
- ガッツリ初めてレースやロングライド、ヒルクライ等したい方・・・PD-R8000(Ultegra)<いきなり上級モデルでいきましょう!>
- 取りあえずコスト重視で取りあえず始めたい人・・・PD-R550(Tiagra)<SPD-SLに慣れてサイクリング楽しみましょう>
この記事が参考になった。
と思われた方は、読者になっていただけると嬉しいです。
\合わせて読みたい/
全ての商品外観
今回登場したビンディングペダルを列記します。
PD-R9100(Dura-Ace)
PD-R9100(Dura-Ace)+4mmロング軸モデル
PD-R8000(Ultegra)
PD-R8000(Ultegra) +4mmロング軸モデル
PD-R7000(105)
PD-R550(Tiagra)
PD-RS500