(2020年3月24日加筆修正)
寒くなってきたね。今日もロードバイクに乗るいしやんです。
皆さん、ロードバイクで片手運転できるかな?
始めたての頃は、前傾姿勢にびびっちゃって、片手運転は怖かった記憶がある。
でも、片手運転ができないと案外危ない。
特に集団でトレイル組んで走行する時は、必須の技術であると思う。
両手でハンドルを握って、両手でブレーキをかける。
教科書通りであれば、これが正しいが実際の運転では片手運転がいかに必要か書いていきたいと思う。
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意外に多い片手運転の場面

一人でロードバイク乗っている時の世界は自分だけ。
初心者のうちは、乗るだけで必死であろうと思う。
慣れてくると、片手もしてみようかな。なんなら両手離しもトライしてみようかな。みたいになってくる。
一人でロードバイクに乗っている時であれば、いつ片手運転しようが自由である。
しかし、集団で列車(一列で走行)する時は、そうはいかない。
想像以上に、片手運転の場面は多くあるのだ。
例えば、手信号(ハンドサイン)を出すときである。
自分が出さなくても、前の手信号を後ろに伝える時がやってくる。
特に止まる時、片手で「スピード落とせ」→「止まれ」の2つのハンドサインを出しつつ、片手でブレーキングという場面がある。
あと、水分を取る時とかね。片方の手でボトルを飲んで、飲んで元の位置に戻す。
練習してないと、水も飲めない難しい動作の一つだよね。
どうだろ、案外多いとは思わないだろうか。
そして緊急時は、間に合わないので当然で片手でブレーキをかけることになる。
さて皆さん、左右どちらの片手運転に慣れているであろうか?
いしやんは、左手をハンドルに残して、右手で給水したりが慣れている。
しかし、これは最善ではなかったようだ。
右手を残した片手運転をマスターしよう。

なぜ、右手を指定しているか。
これは、ブレーキの利き方が影響している。
右は前輪ブレーキ、左は後輪ブレーキとなっている。
どちらがよく効くかご存じだろうか?
答えは右の前輪ブレーキである。
実際にかけてみるとわかるが、後輪の2~3倍よく効くと思う。
つまり、とっさの時、前輪ブレーキの方が圧倒的に安全である。
(あまりにも、急ブレーキをかけると前転してしまう危険があるので要注意だよ。たま~に、左右逆についている自転車があるみたいだけど、それは間違って付いちゃっているみたいなので、う~ん、運が悪いね。)
(訂正)2019/11/29
車種によっては、左が前ブレーキ、右が後ろブレーキとなっているものも普通にあり、間違いではないようだ。ご自身のバイクの前ブレーキがどちらについているか確認し、前側に手を残した片手運転を練習しよう。
でもやっぱり、片手運転は危ないのでは?

基本は、両手運転して、両手でブレーキをかけるが一番安全である。
しかし、自転車に乗っているのは自分だけではないよね。
周囲と情報を連携してこそ、本当に安全運転につながると思ってる。
まずは、やりやすい方の手でよいので、片手でもバランスを保って運転する練習は必要だと考える。
片手運転は違反になるのか?
日本の法律では、次のように書かれている。
道路交通法 第70条第1項
(安全運転の義務)車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
この、ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作ということは、両手でハンドル、ブレーキを制御せよということにつながる。
そして、罰則もある。
3ヶ月以下の懲役
または5万円以下の罰金
そんなこと言ったら、給水も補給食を食べることもできない!
食事や給水は、止まってとりましょうということになる。
ロードバイク乗りは、車上で食べて飲んで一人前なのに法律は何とも無常である。
日本の法律は厳しいが、アメリカの自転車に関する法律はより現実的にで片手運転を必要な技術として認めている。
こちらの記事は、交通安全教育の日本と海外との差を書いたの時間があったら見てほしい。
最後に

片手運転は、特に複数人でロードバイクを乗る時には必須の技術。
是非マスターしたいね。
いしやんは、右手だけの片手運転は、まだ得意ではないのでもう少し練習が必要だ。
それができるようになったら、上ハンドル、下はンドルでの片手も練習がいると思う。
持つ位置が違うことで、必要なバランス感覚がかなり、かわるようだ。
もし、三本ローラーでトレーニングしているのであったら、片手運転もぜひ、練習に取り入れてほしい。
そこで、片手で運転できれば、路上ではへっちゃらだよ。
少しでも安全に自転車を走らせるには、裏道が良いです。
ロードバイクでは裏道をメインで通ろう。それがあなたの安全な帰宅への道。