
補助レバー付いてますか?
有ると便利で、めちゃくちゃ安全ですよ。
私のロードバイクですが、エントリーモデルならではのパーツ・補助ブレーキが付いています。
ロードバイクのブレーキは、ドロップハンドルのシフターに付いていると思います。補助ブレーキは、別名サブブレーキとかインラインブレーキって言います。ドロップハンドルのフラット部分に付いているブレーキです。
補助ブレーキはエントリーモデルにしか付いてないように思われますが、一般道をサイクリングで長時間走る人ほど、安全が確保できてサイクリンが楽に快適になるアイテムということがわかりました。
この記事では、ロングライドをするのであれば、むしろ進んで補助ブレーキを着けるべきという点を書いて行きたいと思います。
補助ブレーキはエントリーモデルに付く傾向があり、初心者の象徴とみられるため、取ってしまう人も多いです。
補助ブレーキがあると、オイルブレーキやディスクブレーキにしなくてもそれだけで十分な制動力が得ることができ安全にライドできるようになります。
補助ブレーキはハンドルフラット部分についているブレーキ

補助ブレーキは、ドロップバーハンドルのフラット部分に上ハンドルに角のようについているブレーキです。
ロードバイクを買った頃は、「確かに他のロードバイクにはついていない。かっこわるいかも。」なんて、まだ乗ってもいないのに思っていました。
現在は、付いていたおかげで安心で便利だなぁと思っています。
補助ブレーキのメリット3選

補助ブレーキがあることで、何が良いのか。その点をみていきます。
楽にブレーキが引けるのでダウンヒルが楽に降りれる
通常のロードバイクのブレーキはシフトレバーと一体になっています。シフトはやりやすい反面、ブレーキは握りにくく、指3本で引くことになります。
一方補助ブレーキは、ママチャリと同じく、上ハン位置についていて、5指全部を用いて引くことができます。
補助ブレーキの方が断然力が入れやすく、制動力も高いです。よってスピードを出している下り坂など、しっかりと制動することができます。
実際に一番よく使う場面はダウンヒルです。補助ブレーキが付いてないロードバイクで上ハンで下るなんて言いうと、危険極まりないと思われるかもしれません。
ところが、補助ブレーキがあると最も安全な下り方になるのです。
下ハンにすればブレーキはしっかり握れるがスピードが出る体勢で怖い
通常のロードバイクのブレーキをしっかり握る方法がないわけではありません。それは、下ハンを持つことです。
しかし、下ハンはドロップハンドルの下のところを持つポジション。空気抵抗が少なくなり、一番スピードが出やすい状態になります。ブレーキはしっかり握れるものの、スピードは出やすくなり相殺している状態なのでブレーキが難しくなります。
下ハンだけど上半身は立てるような姿勢でぼくは降りてます。
オイルブレーキやディスクブレーキで制動力アップだが、コストが高い
オイルブレーキと言うのは油圧を使ったブレーキシステムです。通常の自転車ブレーキはワイヤーで引きますが、クラマと同じく油圧の力を使ったブレーキです。ワイヤーよりもしっかり効きます。しかし、油圧にすると造りが複雑になり、コストも数万円します。
ディスクブレーキは最近のスポーツバイクの流れです。こちらもクルマと同じように、ホイールにディスクを接地し、それを挟むことによってブレーキをかけます。特に雨天などのブレーキ性能があがります。オイルブレーキと同じく、機構は複雑になり、コストもかかります。
その点、補助ブレーキは、数千円で着けることができます。取り付け方法も比較的簡単です。制動力も高いです。
上ハン握っている時にもブレーキが掛けられる。
ロードバイクはドロップハンドルになってます。上ハン、下ハン、ブラケットの3つの握る位置があります。
一番力を緩めて乗ることができるポジションは上ハンです。
しかし、上ハンにはブレーキがないので、ブラケットに持ち替えてブレーキを掛けないといけません。これが結構面倒なんです。
補助ブレーキがあると上ハンのまま、ブレーキをかけられるのでとっても便利です。
街中のストップ&ゴーが多い時なんかは補助ブレーキがあると便利です。
補助ブレーキや安価で取り付けも簡単
補助ブレーキは安価です。数千円で取り付けることができます。
2800円と安価です。手順としては、
- 補助ブレーキを取る
- インナーワイヤーを抜く
- アウターワイヤーを補助ブレーキの接点部分で切る
- アウターワイヤーを補助ブレーキの入口と出口でつなぐ
- インナーケーブルを再び通しキャリパーブレーキと接続する
よって、切るという作業にはニッパーが必要になります。


シフトブレーキのしくみ
シフトレバーについているブレーキは、インナーワイヤーを引くことでブレーキをかけることができます。

補助ブレーキのしくみ
一方で、補助ブレーキはアウターワイヤーを引くことで、相対的にインナーワイヤーを短くしてブレーキがかかるようになっています。

補助ブレーキが敬遠される理由2点

便利で安全な補助ブレーキですが、残念ながら付けている人は少ないです。付けてない理由を考察シてみたいと思います。
初心者とみられてダサい
もっとも、大きな理由はダサいと思われる点ではないでしょうか。
エントリーモデルには補助ブレーキが付いていますが、中級グレード以上には補助ブレーキはついていません。プロ選手の速そうなロードバイクにも、補助ブレーキは皆無と言って良いほど付いてないです。
これが、補助ブレーキ=初心者というレッテルがはられると思われ敬遠される理由だと思われます。
事実、サイクルショップで確認すると、補助ブレーキを早々に取ってしまう方が多いようです。
ピストバイクは後付けで補助ブレーキ(インラインブレーキ)を付けています。ブレーキがないと公道は走れないので当然ですが、この補助ブレーキは逆にかっこいいなぁと思ってしまいます。
前だけブレーキ。これはこれでかっこいい!
周りは自分が思うほど人のことを気にしてない
悲しい現実がひとつありまして、思っているほど周りの人は自分以外に関心がないことです。たとえば、だれか友人や知人のバイクについて、どこのメーカーでどんなコンポがついているかなど覚えていますでしょうか。
覚えているあなたはスゴイです。愛があふれている方です。
多くの人は、思い出せないのではにでしょうか。逆に自分の自転車のことは思い出すことできますでしょうか。
当たり前じゃないかと怒られそうですが、コレが真実です。
人は自分が一番かわいいのです。つまり、人はあまり他人のことは見てないのです。
なので、補助ブレーキは自分が必要と思うなら着けるべきです。見られた時にカッコ悪いと思うのであれば、それは他人思考になっていて、他の人がどうこうは思ってないので実情です。
ハンドルにアクセサリがあまり付けられない
サイクルコンピュータ、ライト、スマホホルダー等、上ハン位置に様々なアイテムをつけて走りを快適にします。
しかし、既に補助ブレーキがついてしまっているので、アイテムによってはつけられない時があります。
カメラのアタッチメントをつけようと思ったのですが、つけられず、あきらめてしまいました。
しかし、工夫次第でアクセサリは着けることは可能です。たしかにフラットバー部分はごちゃごちゃしがちですが、意外にも補助ブレーキ2個ついていても沢山つけられます。
例えば、私は、スマホホルダー、サイクルコンピュータ、ライト、モバイルバッテリー2個、GoProアタッチメントを付けてます。
ハンドルが重くなる
1個90g程度ですが、ハンドルが重くなります。レースの場合は軽さは正義ですから、0.1秒でも速く走るなら、補助ブレーキは付けない方が良いでしょう。
しかし、のんびりとサイクリングをするのであれば補助ブレーキは合ったほうが安全確保ができるので付けた方が良いかと考えます。
もうひとつ、ハンドルが重くなりますが、悪いことばかりではありません。ある程度ハンドルが重いほうがハンドリングが安定するという効果もあります。
なので、自転車の目的を考えて補助ブレーキの採用検討をした方が良いでしょう。
自転車に乗る目的を考えて、補助ブレーキを着けるか検討しよう

今日は、補助ブレーキのことについて書きました。ロードバイクのようなドロップハンドルの自転車は、補助ブレーキがダサいと思う方が多いのか付けている人は少数派です。
しかし、ダサい、ダサくない以前に、補助ブレーキがあるとブレーキの信頼度は高まります。人は、他人を思うほどに気にしないので、自転車の用途を考えて補助ブレーキ導入の検討をするほうが良いですね。