急に訪れる救命措置。できる自信ありますか?
どうもこんにちは。いしやんです。
普段は趣味で毎日ロードバイクに乗っています。
はじめて7ヵ月経ちます。1日の最長距離は214キロ。
幸いなことに、大きな事故なく走れています。
ロードバイクで外を走れば、事故に遭うリスクはあります。
もしかしたら助ける立場になるかもです。
- 目の前に事故で苦しんでいる人がいる。
- 落車して意識のない人がいる。
こんな時、誰しも助けたいですよね。
あの時、救命措置の方法を知っていればあの人は助かったも・・・。
そんな風になってしまうのは、後悔ですよね・・・。
後悔先に立たず・・ということで、
今日は救命措置について書きたいと思います。
救命措置に自信のない人にはオススメ記事となっています。
救命措置を説明する元の資料は、こちらの日本赤十字社提供の動画です。
こちらを見ておけば大丈夫・・・と言いたいところですが17分とちょっと長いです。
【日本赤十字社】一次救命処置(BLS) ~心肺蘇生とAED~ (字幕あり)
そこで要点はまとめてみましたのでご覧ください。
私は、実際にAEDの利用訓練も受けたことがあるので、その時の感想も入れています。
それでは行ってみたいと思います。
救命措置が大事!救命率やその後の社会復帰に大きく影響する。
一つ重要なことは、救急隊員が到着するまでの間に救命救急措置を行うことで、心肺停止なった方の救命率が上がり、その後の社会復帰が明るいものになります。
心配蘇生のやり方とAEDの使い方
1.傷病者を見つけたら周囲の安全を確認して近づく
傷病者の倒れている位置が安全とは限りません。
安全なことを確認して近づきましょう。
ポイント
- 倒れている人を見てもすぐに近づかない。
- 周囲の安全確認をしてから近づく
訓練では安全確認できたけど、本当に起こったら走って駆けつけそう。
直ぐ駆け付けたい気持ちをぐっとこらえて安全確認大事だね。
2.傷病者の観察・・・大出血、ケガはないか確認する
ポイント
- 大出血がないか確認する。
大出血がある時は直ちに手当てや119番への通報が必要です。
3.反応(意識)の確認・・・意識があるか確認する。
ポイント
- 膝をつき、肩をたたきながら耳元で大きな声で呼びかけて反応があるかどうか確認する。
「もしもし、大丈夫ですか~」と大きい声で呼びかけます。
4.協力者を求め119番通報とAEDをもってきてもらう(2人以上いると良い)
ポイント
- 人をなるべく多く呼ぶ
- 1名・・・119番通報
- 1名・・・AEDを持ってくる
- 残りの人・・・胸骨圧迫(胸を両手で押す心肺蘇生)を交代で行う。
119番とAEDは手分けしてやるよ。
誰もいない時は、まず119番。
その後一人で胸骨圧迫をするよ。(仕方ない)
ちなみにAEDとは、自動体外式除細動器といって、いわば心臓がけいれんを起こし正常に血液を送れない状態に一定の電気ショックを与えて正常に戻す装置なんだ。以下がその一例。さまざまな種類があるけど形は似たりよったりなので以下サンプルをみて形をよく覚えておこう。
5.呼吸の確認
ポイント
- 確認は10秒以内に胸部と腹部の動きで。
- 死線期呼吸は呼吸してないのと一緒なので注意
- 普段通りの呼吸でないなら心肺蘇生をする
死線期呼吸はしゃくりあげるような呼吸。
正常な呼吸ではない場合は、迷わず心肺蘇生だよ。
6.胸骨圧迫(両手の手のひらを使って胸骨の下半分を圧迫)
ポイント
- 強く・早く・絶え間なく行う
- 両手の手の平で、胸骨の下半分を圧迫
- 1分間に100~120回テンポ
- 約5センチ沈むように
- 30回行う
- 1回づつ元の胸の高さに戻す。
訓練の時、押すことばかりに気を取られて胸を押しっぱなしになりました。
押して戻すをしっかり気を付けて。
7.気道確保して人工呼吸をする
ポイント
- 気道を確保する
- 鼻をつまんで
- 1回あたり1秒、2回吹き込む
- 胸が上がるのをみてね
AED到着か、救命者がくるまで続けるよ。
交代できる人がいたら、かわるがわるやろう。
結構大変です!
AED到着したら
1.AEDを開いて電源を入れる。
忘れると心電図解析してくれません。
今では、開くと勝手に電源がオンになるAEDもあります。
2.傷病者の衣服を取り除き、水分は拭き取ります。
ポイント
- 衣服を取る
- 水気は拭き取る
女性の場合は、ブラジャー等はつけたままでもできるよ。
可能な限りの取り除きで大丈夫よ。
3.AEDパッド2枚を張り付ける。
パッドに、説明がかいてあります。
書いてある通りに貼りましょう。
4.パッドのコネクターを本体へ接続
AEDと傷病者をつながげないと心電図解析できないからね。
コネクターが光っているから分かるよ。
5.傷病者から離れよう。AEDが自動的に心電図を解析します。
心肺蘇生を中断して、離れます。
離れている間に、AEDは心電図を解析し、ショックが必要なら充電を開始します。
離れるのは感電するのかと思ってたけど違いました。自動的に心電図の解析するんだね。知らなかった。
6.ショックボタンを押す
人が離れていることを確認してショックボタンを押します。
7.心肺蘇生(胸骨圧迫・人工呼吸)を再開する。
胸骨圧迫・人工呼吸を繰り返します。
8.心肺蘇生をやめない
あとは、AEDが全て指示をくれるのでAEDの指示に従います。
「もういいだろう。」で心肺蘇生を止めてはいけません。
心肺蘇生を止めて良いのは、
- 傷病者が嫌がる時、見るからに普段通りの呼吸ができる時
- 医師・救命士が引き継ぐ時
- 救助者の疲労が限界で継続こんな時
です。
まとめ
心肺蘇生は、1年に1度程度講習会に参加して実際にやってみるのが良いです。
何故なら、見ると行うとでは違います。
実際にやってみると、「えっと、次なにするんだけ・・・」となります。
救命措置の要点を書くと
- 安全を確認の上で傷病者に近づく
- 2人以上協力者を呼んで119番通報とAEDを手配をお願いする
- 胸骨圧迫と人工呼吸で心肺蘇生を続ける
- AEDが来たら、電源を入れて傷病者にパッドを張り付けAEDとつなぐ
- 後はAEDの指示に従い電気ショックと心肺蘇生を救命士が来るまで続ける
です。
ちなみに、小さな子どもへの心肺蘇生は次の点が違います。(映像後半にあります。)
- 足の裏で意識の確認
- 指2本で胸部圧迫
- 人工呼吸は鼻と口両方で息を吹き込む
- AEDパッドの貼り付け位置は胸の真ん中と背中
心肺蘇生とAEDの使用方法の参考になると幸いです。
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