サイクリングはほとんどの場合無事に走りきれますが、時々アクシデントに遭います。
アクシデントで一番多いもの、それは「タイヤのパンク」です。
特に、初めてのパンクは慣れていないためパニックになる確率が非常に高いです。
ということで、この記事ではタイヤがパンクした時の対処方法を、私が初めてパンクしたときの経験も交えて解説したいと思います。
この記事では、以下の疑問にお答えします。
- ロードバイクに乗っていてパンク経験はないけど、今後起きた時に不安
- どうやってパンクを直せばよいのか
- パンクに備えて何を準備すれば良いのか
いずれやってくるロードバイクのパンク修理に備えようと考えている方に参考になることでしょう。
パンクが起こるタイミングはいつ?
タイヤのパンクは急に起こります。パンクが起きるのがわかっていたら、予めタイヤやチューブを修理します。または、出かけません!
予めパンクは予測できるもなく、起きる時は前触れもなく突然なんですね。
多くの場合、「ブシュー」と言う大きな空気漏れ音と共に起きます。
初パンク当時の状況
その頃はロードバイクを始めてまだ5カ月くらいでした。パンク経験は1度もありません。タイヤの寿命は3000km~5000kmと言われているなか初パンクは、総距離で1000キロちょっと走ったところで起きました。
パンクする時は、「パン」という音ではなく、「ブシュー」という音とともにパンクします。
パンク音は、タイヤメンテをする際に空気を抜く時の音に似ています。ロードバイクに乗っている方であれば、たびたび空気を入れ直していると思います。その時の抜いた時の音に似ています。
私のパンクケースでは、タイヤはクリンチャータイヤでした。これはタイヤの中にチューブが入っている一般的なタイプです。
パンクのときは「まじか。。。」そう思いました。
その日は、約40km離れた場所へ自転車で行こうとしてました。ちょうど半分の20キロ走ったところでパンクは起きました。田舎なので途中に修理できるところなど、何も無いです。
自転車屋があれば駆け込めましたが、自分ひとりしかおらず、しばし途方に暮れてました。
一人でパンクは心細いよね・・
タイヤがパンクした時の対処方法
ロードバイクの場合、パンクをしたときはその場で修理のが基本です。
たまたま、修理してくれる親切な方が近くにいれば良いですが、そうではない場合がほとんどでしょう。
その場で修理できないのであれば、助けをよぶか、自転車を押して帰るか、修理店に運ぶしかありません。
私は、自分でなんとか修理しました。(やれば、できる!)
クリンチャータイヤのパンクに備える携帯アイテム
クリンチャータイヤは、タイヤゴムがあり、その中にチューブが入っているものです。自転車のタイヤとしてはもっとも一般的なものでしょう。ロードバイクの完成車についてくるタイヤはほとんどこのタイプです。
なので初心者の方が使っているタイヤはクリンチャータイヤがほとんどです。
パンク修理は路上で治すのが基本なので次のものを用意しましょう。
- 携帯用の空気入れ
- 予備のチューブ、 もしくはタイヤ修理パッチ
- パンク修理キット
携帯用の空気入れ
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片手に持てるような空気入れです。これでタイヤに空気を入れることができます。7気圧まで入れるのがベストですが、このタイプの空気入れは体重を使っていれられないのでよく入って5気圧程度までが限界です。それでもライドは続行できます。
パンクしたら、空気圧が低いのでさらなるパンクに気をつけて走りましょう。
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CO2ボンベは、必要なエアーが予め充填してあるボンベです。携帯用空気入れよりコンパクトで自動で入るので手間いらずです。高い空気圧まで入ります。難点は一発勝負ということです。
ポンプと両方あると力強いです。
予備チューブ もしくは タイヤ修理パッチ
タイヤに穴があいたら、路上ではチューブ交換の方をおすすめします。もう一つの方法にタイヤにパッチを当てる方法がありますが、初心者はパンクしただけでパニックなのでおすすめできません。予備チューブを必ず1つ、可能であれば2つは携帯しましょう。
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もう一つの方法である、タイヤにパッチを当てる為の道具です。できれば、チューブと合わせて持って行った方が良いアイテムの一つです。
予備チューブがあれば、使う可能性は低いです。しかし、パンクのときに、予備チューブに変えた途端、またパンクというケースがあります。チューブ交換に失敗した時や、パンクの原因となった突起物を見つけられないまま、タイヤを付けてしまったときにおきたります。
こんな時は、パッチ修理しかないので持って行った方がよいです。
タイヤレバー
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タイヤレバーはタイヤを外すための工具です。2本で大丈夫ですが、3本あるとより外しやすくなります。慣れた人はタイヤレバーなしで外すツワモノもいますが、必須アイテムのひとつです。
通常、タイヤレバーはタイヤを外すためのものです。タイヤをはめ直す時は手を使います。しかし、新品や外国製のタイヤは遊びがシビアなのでなかなかはまらないことがあります。
その点、シュワルベのタイヤレバーなら比較的かんたんにスルッと入ります。
チューブレスタイヤのパンクに備える携帯アイテム
チューブレスタイヤのパンクに備えるアイテムは、クリンチャータイヤと同じで大丈夫です。チューブレスになるとクルマおタイヤと同じでスローパンクがほとんどです。
なのでパンクしていても、空気を入れれば1時間くらい余裕で走れます。よって空気を入れながら走れば、だましだまし走れます。
ただ、バーストする場合もあるので、その場合はクリンチャーと同じようにチューブを入れて修理するパターンもあります。クリンチャーと同じアイテムが準備しておきましょう。
チューブラータイヤのパンクに備える携帯アイテム
チューブラータイヤというのは、タイヤとチューブが一体化しているタイヤです。このタイヤがパンクしたときはその場で修理することは難しいです。予備のチューブラーを持って行く必要があります。
パンクの発生する原因は何か
パンクが発生する原因は色々ありますが、代表的なのは次の3つです。
- チューブに異物が刺さって穴が開く
- 空気圧が低いことによるリム打ちパンク(リムと地面との間にチューブゴムが挟まってパンクすること)
- チューブのゴム劣化
上記が3大要因です。
パンクの実例:異物が刺さって穴が開く
私の場合は、①のチューブに異物が刺さってのパンクでした。
特に「サイドカット」と呼ばれるパンクでした。サイドカットとは、以下の写真のようにタイヤの側面に何かが突き刺さり、中のゴムに穴が空いてしまうものです。
実際のパンクしたタイヤなのですが、写真の赤〇部分です。
タイヤの横に穴が開いているのがお分かりになりますでしょうか。原因は草むらを走った時に竹のような尖ったものがあり、それが刺さったからだと思われます。
クルマが通行する県道を走ってました。まだ車道を走るのに慣れてないため、側道の草むら近くを走ってたのですね。クルマが真横を横切っていくのが怖かったのです。
草むらが草だけなら良かったのですが、竹なんかも突き出ていたのでしょう。多分、先の尖った竹がタイヤをグサッと刺したのでしょうね。
このパンクをきっかけに、なるべく歩道には行かないようにしています。
歩道と車道を分ける線の右側を自動車のことを気にかけつつ乗るようにしています。
修理を動画を見ながら実施
チューブ交換は本屋動画で1度見てもいざとなると慌てます。Youtube等で何度も見ておいて、できれば一度チューブを取り出したりする練習もしておいて方が良いでしょう。
こちらの「けんたさん」の動画がわかりやすかったです。
私も予め見てました。当時はイメージが湧いていたので、パンクしたときも、「ついに来たか!」と心の余裕がありました。しかし、実際やると焦りました。動画の内容が思い出せないのです。
そこで、現地で動画を見ながらパンク修理を行いました。
次のことを学びました。
タイヤ交換の模擬練習を事前にやっておくと、いざという時助かる。
タイヤの空気を全部抜くとタイヤとチューブが外れます。これでタイヤからチューブの脱着練習をしておくと良いですね。
私の失敗は模擬訓練をしてなかったので慌てることになりました。
観るのとやるのでは大違いでした。現場でスマホ片手に交換方法見ながら苦労してなんとかチューブ交換することができました。
動画ではものの5分くらいのことが1時間かかってしまいました。
その後は、メンテナンスで何度かタイヤ交換をする機会に恵まれました。回数を重ねるごとに、交換時間は30分、20分とだんだん短縮されていきました。
なんせタイヤを最後はめるのが固くて固くて(コツがわかればすぐはまるんですけどね)要は慣れが必要な作業であったということです。
このパンクをきっかけに、なるべく歩道には行かないようにしています。
タイヤパンクの予防方法4選
路上を走る前にタイヤを点検する
タイヤに異物が刺さってないか走りだす前に確認します。もしあったら、それが走行中に穴を開けることにもなりかねません。
車道の内側を走る
先ほども述べた通り、異物なんか無くても走ってる横からざっくり行くときがあります。
特に歩道に近い場所ほど、草むらだったり異物が沢山あります。
クルマに気をつけながらも、歩道ではなく車道側を走った方がパンク予防につながります。
空気圧を適正に保つ
週に一度、空気を適正圧まで入れましょう。ロードバイクのタイヤの空気は高圧故に抜けやすいです。
空気圧が低いとリム打ちパンクといって、急な段差にタイヤがつぶれそれだけでパンクをしてしまうことがあります。
タイヤとチューブは定期的に交換する。
タイヤの寿命は3000キロから5000キロと言われています。
そのくらい乗ったら、交換を検討しましょう。
タイヤの接地面をよく見てみましょう、使っていると小さな石などが埋まってきます。将来ゴムを突き抜けてチューブに達しパンクになります。一度パンクするとそこには小さいですが穴が空きます。その穴からはパンクがしやすくなります。
チューブは、同じく3000キロ~5000キロを目安にそろそろだろうと思いましょう。パッチで穴を塞いでも寿命がくると他の場所でパンクがしやすくなってきます。そうなったら四六時中パンクが気になってくるので交換時期です。
パンクは急に訪れる|予防とチューブ交換の練習が大切
タイヤのパンクは急に訪れます。
4つのパンク予防とパンクの起きた時の交換練習が必要です。
この2つを予め行っておくと、パンクのことを気にせずにロードバイクを楽しむことができるようになると思います。
パンク修理について書いた別の記事もありますので、ご興味がありましたらどうぞ。