自転車のタイヤの空気の抜き方を知ってますか?
空気を抜くは、空気を入れるのとは反対の動作。
でも、自転車をご自身で修理される方にとっては、空気を抜くことは意外と多いです。
というわけで今日は、空気の抜き方について書きたいと思います。
私も、ママチャリの修理を使用としたときに
「タイヤの空気の抜き方どうやるんだっけ?」
とネットで調べたこともありました。
そこで、今回は動画もまじえて、できるだ分かり安く解説したいと思います。
<今日の記事を読んで分かること>
- バルブのタイプ別の空気の抜き方(英式、仏式、米式)
- 空気を抜くときの注意点
- 持っておいた方が良い空気入れ
<読んで役立つと思う読者>
- 自転車のタイヤ、空気の抜き方を知りたい方
- ロードバイクを買って、これから走るぞ~と思ってる方
<著者について>
- ロードバイクにほぼ毎日乗って1年になります。
- おかげで、タイヤのパンクにも慌てず対応できるようになりました。
- 1日、最長、走行距離は200キロ以上!(疲れましたが何とか完走!)
それでは行ってみたいと思います。
自転車の空気の抜き方はバルブ形状別に覚えるべし
自転車の空気の抜き方は、自転車によって異なります。
違いを理解して正しい方法で空気を抜こう!
説明は要らないから、空気の抜き方を見たい方はこちら
タイヤのバルブの形状は3種類
空気の抜き方を説明する前にバルブの種類を説明します。
バルブには英式、仏式、米式の3種類あります。
英式バルブ(イングリッシュバルブ)
<キャップ有りの状態>
<キャップを取った状態>
英式バルブはこんな形をしてます。
別名、イングリッシュバルブ、ウッズバルブと言われたりもします。
空気入れは、洗濯ばさみのような器具でぐっとバルブをはさむタイプとなります。
自転車のバルブでは一番よく見かける形ですね。
軽快車(ママチャリ)に採用されている
英式バルブは、軽快車と言われるママチャリや子供自転車などに採用されています。
通学、通勤、友達の家まで行くといった、ちょっとそこまで行ってるという目的に最適な自転車です。
英式バルブの特徴
<長所>
英式バルブのメリットは以下の通りです。
- 構造が簡単でホームセンターでも手に入る
- タイヤチューブが安価
- 空気入れが一般的
- 虫ゴム(バルブ内の消耗部品)の交換が簡単
- 仏式よりは空気圧が持続する
<短所>
英式バルブのデメリットは以下の通りです。
- 仕組み上、空気圧が分からない
- 高い空気圧を要するタイヤは扱えない
- 虫ゴムが劣化して空気漏れが起きるので定期的に交換が必要
一番メンテナンスが簡単なのが良いね。
空気入れは、こんな形です。
先っぽが洗濯ばさみのような、誰もが一度は見たことのある空気入れですね。
仏式バルブ(フレンチバルブ)
<キャップ有りの状態>
<キャップを取った状態>
仏式バルブはこんな形をしてます。
英式に比べて細いのが特徴ですね。
別名、フレンチバルブと言われたりもします。
普段、ロードバイクに乗っている方にとっては、見慣れた形状ですね。
でも、慣れてない方やこれからロードバイクを始めようという方とっては、初めてお目にかかるバルブ形状かもしれませんね。
クロスバイクやロードバイクに採用されている
仏式バルブは、クロスバイク、ロードバイクなどに利用されています。
軽く、速く移動を目的に作られた自転車に搭載されています。
仏式バルブの特徴
<長所>
仏式バルブのメリットは次の通りです。
- 高い空気圧(6~9気圧)のタイヤに対応することができる
- バルブ自体が軽量
<短所>
仏式バルブのデメリットは次の通りです。
- 空気が抜けやすく、1週間に1度空気を入れないとダメ
- 専用の空気入れ(フロアポンプ)が必要
毎週空気を入れるのが面倒だけど、高い空気圧が必要なタイヤが必要なら仕方ないね。
そうだね。
空気入れはこんな形状だよ。
本体に空気圧メーターが付いているのが特徴だよ。
フロアポンプとも言われているよ。
米式バルブ(アメリカンバルブ)
<キャップ有りの状態>
<キャップを取った状態>
米式バルブはこんな形をしてます。
アメリカンバルブとも言われます。
おいおい、これはクルマのタイヤではないかって?
実は、自転車の米式バルブはクルマやバイクと同じ形状のバルブなんです。
(米式バルブの自転車を持ってないのでクルマの写真で代用しました。)
クルマに採用されているだけあって、空気が抜けづらく頑丈です。
悪路を走行をする自転車、例えばマウンテンバイクに採用されています。
マウンテンバイクを乗られている方にはおなじみですが、他の方には滅多にお目にかからないバルブ形状ですね。
クルマ乗られている方も、滅多に空気入れることもないので、あまりお目にかかってないかもですね。
マウンテンバイクに採用されている
米式バルブは、主にマウンテンバイクに採用されています。
高圧な空気圧が必要であり、悪路を走るには最適なバルブなんでしょうね。
米式バルブの特徴
<長所>
米式バルブのメリットは次の通りです。
- 仏式同様、高い空気圧のタイヤに対応することができる
- 空気が滅多に漏れない
- ガソリンスタンドでも空気を入れられる
- アダプターがあれば一般の空気入れでも空気を入れられる
※アダプターというのは次のような器具です。
米式の空気弁の上に重ねてセットすることで英式バルブのように空気を入れることができます。
<短所>
米式バルブのデメリットは次の通りです。
- 作りがしっかりしているので重量が重くなる
空気が漏れないなら、ロードバイクも米式でもいいのに思ったよ。
でも、重くなるなら、ロードは仏式なんだね。
マウンテンバイクだとダウンヒルが多いから多少の重さは気にならないかもだね。
こんな、クルマ用のポンプでも空気を入れられるのが驚きだね。
動画と文章で空気の抜き方を解説
ここからは、動画を交えて空気の入れ方、そして抜き方を解説していきます。
英式バルブ
英式バルブの空気の抜き方(動画)
空気の抜き方の手順は以下の通りです。
- キャップを取る
- バルブを緩める(空気が抜けるまで)
たったこれだけで空気を抜くことができます。
バルブを右へ回す程、速く空気が抜けます。
調節しながら回すと、静かにゆっくりと空気を抜くことができます。
英式バルブの空気を抜くとき気を付ける点
バルブを少しだけ回しても空気が抜けないことがあります。
しかし、バルブは中途半端に回した状態にしないでください。
高い空気圧がバルブにかかったままにすると、バルブ自体が吹き飛んでしまうことがあります。
必ず、緩めてしっかり空気を抜くか、しっかり締めて空気が抜けないようにしましょう。
実際に吹っ飛ばしまたwww。
英式バルブの空気の入れ方(動画)
空気の入れ方も至ってシンプルです。
手順は次の通り。
- バルブを締めなおす
- 空気入れで空気を入れる(タイヤが固くなるまで)
- キャップをはめなおす
適正な空気圧は3~6気圧程度ですが、バルブの構造上、計ることができません。
適度な硬さになるまでタイヤを膨らませましょう。(硬くなるくらい)
仏式バルブ
仏式バルブの空気の抜き方(動画)
空気の抜き方の手順は以下の通りです。
- キャップを取る
- バルブをゆるめる
- てっぺんを押すと空気が抜ける
英式バルブと比べるとひと手間多いです。
バルブを緩めただけでは空気は抜けないんですね。
てっぺんを押すことで空気が抜けるのが英式との最大の違いです。
バルブのてっぺんを押した時に「バシュ」と勢いよく抜けます。
最初はびっくりするかもですが、ロードバイクに慣れるてくると空気を抜いて入れるということは日常の一部になることでしょう。
仏式バルブの空気の入れ方(動画)
今度は空気を入れた時の手順です。
空気の入れ方も至ってシンプルです。
手順は以下の通り
- バルブはゆるめたまま
- 空気入れをセットして空気を入れる(適正な空気圧まで)
- バルブを締めなおす
- キャップをはめなおす
だいたい7気圧に届くくらいまで空気を入れましょう。
ロードバイク、ベテランの方は、どこを走るかによって空気圧を微妙に変えるようです。
私はそのレベルではないので、微調整については割愛です。
仏式バルブの空気を入れる時の注意点
ロードバイクばかり乗っていた時は気にもしてなかったのですが、ママチャリのバルブを取り扱った後に、仏式バルブの空気をうまく入れられませんでした。
何故かというと、
- 英式バルブ ・・・ バルブを閉めた状態で空気を入れる
- 仏式バルブ ・・・ バルブを開けた状態で空気を入れる
この違いを勘違いしていました。
米式バルブ
米式バルブの空気の抜き方(静止画)
バルブ中央部分に金属の突起が見えると思います。
この部分を押し込むと空気が抜けます。
上手く押せない場合は、ドライバーなど先のとがった金属で押し込んであげれば空気は抜けるでしょう。
如何せん、米式の自転車タイヤがなく、クルマのタイヤでやってみて大変なことになるのも困ったものなのでやってません。💦💦💦
なんとか、MTBのタイヤに触ってみたいものだ。
ということで、書き足しものの、情報不足。
なんとか情報収集してアップしたいと思います。
まとめ
今日は、英式バルブ、仏式バルブでの空気の抜き方、入れ方を動画を交えて解説しました。
<英式バルブ>
空気の抜き方
- キャップを取る
- バルブを緩める(空気が抜けるまで)
空気の入れ方
- バルブを締めなおす
- 空気入れで空気を入れる(タイヤが固くなるまで)
- キャップをはめなおす
<仏式バルブ>
空気の抜き方
- キャップを取る
- バルブをゆるめる
- てっぺんを押すと空気が抜ける
空気の入れ方
- バルブは緩めたまま
- 空気入れで空気を入れる(適正な空気圧まで)
- バルブを締めなおす
- キャップをはめなおす
仏式の方が少し面倒かもですね。
しかし、ロードバイクを始める方もいらっしゃると思います。
ロードのタイヤは空気が抜けやすいので、毎週1度は空気を抜いて入れなおしが必要です。
面倒、難しそうと思われるかもですが、慣れてしまえば何のことはありません。
ロードバイクのタイヤの空気の入れ方が分からないって時に参考にしてくれると嬉しいです。
今日の記事が良かったと思われたら読者になっていただけると嬉しいです。
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