いしやんロード

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【驚きの事実】シマノインデックスシステムSISは子供自転車から逆採用された!

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こんにちは!毎日ロードバイクに乗るいしやんです。

 

ところで、皆さんは当たり前のように手元でシフトをカチカチと変えてると思います。
実は、子ども用自転車の変速装置から採用されていたってご存じですか?

 

今日は、シフトチェンジの技術は往年のスーパーカー自転車から逆転用されてたという驚きの事実について書いていきたいと思います。

 

今日の記事を読むと

  • 子ども自転車のおもちゃの機構がプロのロードバイクに採用された。
  • SIS(シマノインデックスシステム)は、プロのシフトチェンジを一変させて自転車をさらに速いものにした。

ことが分かると思います。

 

それでは、行ってみたいと思います。

 

 

 

昔のロードバイクのシフトレバーは手元になかった。

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上の写真はおなじみのSTIレバーです。

STIとは、シマノトータルインテグレーションの通称です。

この言葉は結構知っている方いらっしゃると思います。

 

今では当たり前ですがSTIのおかげで手元でブレーキもシフトチェンジができます。

現在では、この形ではないロードバイクはロードバイクではないと言われるぐらいですね。

 

もう一つ、SIS(シマノインデックスシステム)という言葉があります。

色々調べると「STIはSISをベースに作られた~。」と言われてます。

 

ところが、このSISの意味が良くわからかったのです。

「何だろうか、親指シフトのことかな?」

↑↑これは違います。✖

 

SISは昔のロードバイクの事情を知らないと理解に苦しむ言葉です。

 

昔のロードバイクのシフトチェンジはダブルレバーだった。

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今から30年くらい前のロードバイクのシフトレバーは今のように手元についていませんでした。

上の写真のようにダブルレバーと言われていて、ダウンチューブについていました。

 

左がフロント用、右がリア用のシフトチェンジに使われます。

 

さ~て、このダブルレバーどのように動かすか想像つくかな?

簡単よ。カチカチと上げ下げするのよね!

残念でした~。
カチカチとはならず、好きなだけ動かせるんだよ。

 

普通、STIレバーと同じように、カチカチと動くと思いますよね。

実はカチカチとは動かないのです。

ダブルレバーは動かした分だけ動きます。

 

その為、中途半端に動かすと上手く変速できません。

 

選手は、「これぐらい動かせば1速かな、2速かな?」

感覚でレバーを動かしていたのです。

ここがプロレーサーの職人技になります。

 

 例えて言うなら、

  • カメラのピントをオートフォーカスではなくマニュアルで合わせる。
  • 砂糖や醤油をグラムを計ってではなく、目分量で入れる。

 

プロが乗るロードバイクの変速はこんな状況であったことを、まずご理解下さい。

 

プロレーサーは登りのダブルレバー制御もテクニックのひとつだった。

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ダブルレバーを動かすには、変速の時にハンドルから手を放さなければなりません。

 

特に重要な局面は登り坂です。

登り坂を駆け上がる時には、ダンシング(立ちこぎ)でグォーと駆け上がることも必要になります。

 

同時に、状況に応じて適切なギアチェンジをする必要があります。

 

登り坂の変速の時は、

  • 一旦お尻をサドルに降ろす。
  • 片手でダブルレバーをいい感じに調整する。

という2つの作業をしなければなりません。

 

この瞬間、チャンスと思いスパートをかけられたら終わりです。

かといいつつ、変速しないと坂道はもちません。

 

疲れてくると、プロといえど上手く変速できなくなってました。

 

今では信じられないかもしれませんが、ダブルレバーの変速をいかに上手く行うかもプロの腕の見せ所で、勝敗に大きく関わってきてたのでした。

 

子ども用自転車のインデックスシステムにヒントを得た。

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そこで、シマノの方々は考えたのです。

「これあかんやろ。絶対うまくいってないやろ。」(シマノは堺にある会社です。故に関西弁)

と。

 

「うちの子ども用のインデックスシステムを採用したらどないやろか?」という流れで採用の検討になりました。

 

シマノはいろいろな自転車のコンポーネントを作っていました。

当時流行の、スーパーカー自転車の変速機も作っていました。

 

簡単に変速できるように、レバーがカチカチと切り替えれるようになってました。

当時、スーパーカーが流行しており、自転車の変速レバーを車のシフトレバーに見立てて箱で覆ったのです。

 

このような変速装置です。

これが、シマノインデックスシステムの原型なのです。

https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1803/27/l_si_supercar_bicycle-04.jpg

引用:

https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1803/27/l_si_supercar_bicycle-04.jpg

昭和世代の方々は、「懐かしい~。」なんて思いませんか?

 

てっきり、ロードバイクの技術が市販車に降りて来たものと思ってたのですが、実は子ども用自転車に開発したものだったんですね。

 

SIS(シマノインデックスシステム)を採用したいが課題あり。

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プロ用ロードバイクにも、もっと、早くインデックスシステムを採用すればよかったのではないか?

という意見もあろうかと思います。

 

しかし、プロの世界はそんなに甘くはないのです。

 

インデックスシステムは、弱点があります。

ワイヤー調整がシビアで、少しでも緩むと変速できなくなってしまうのです。

 

プロは、下り坂は時速100キロで急ブレーキをかけたり、加速をする時は自転車が壊れる程の激しいギアチェンジを行います。

 

故にワイヤーの伸びやギアの摩耗も半端ないです。

それ故、微妙なさじ加減で変速できるダブルレバーは必須だったのです。

 

それ故、インデックスシステムは子供用自転車だから採用できたのです。

その為、これを採用しようとした時には「子どものおもちゃ」と相手にもされていませんでした。

 

ワイヤーやギアが多少ずれても変速できるインデックスシステムを開発し、結果大好評。

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シマノは、ワイヤーの伸びやギアの摩耗も誤差に入れ、多少の誤差でも正確に変速できるSIS(シマノインデックスシステム)を開発しました。

 

そして、受け入れてもらうために、インデックスモードと従来のマニュアル調整できるフリクションモードの2つを切り替えできるダブルレバーを供給したのです。

 

実際にプロレースで使ったところ、カチカチと変速できるインデックスモードが便利なこと便利なこと

フリクションモードを使う選手はすぐにいなくなりました。

 

選手は、インデックスシステムの方が走りに集中できるということになり、ライバルメーカーもSIS採用に大きく舵を切ったのです。

 

経緯をもう少しだけ詳細に書きます。

SISを新規開発したものの、流石に子ども用自転車の技術を、プロレース用のコンポ(デュラエース)に使うというのは乗る側も不安がありました。

 

最初は、市販車用トップグレードであるアルテグラ(当時EX600)に導入しました。

そこで、

「うん、いいねぇ~」

と評価を積み上げてプロレース用に導入したのでした。

 

合わせてどうぞ!

ロードバイクのコンポのグレードはこの記事で説明してます。 

www.ishiyan-kin.com

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今日の中で

  • 子ども自転車のおもちゃ機構を元にしたSIS(シマノインデックスシステム)がプロ用ロードバイクに採用された。
  • SISは、プロのシフトチェンジを一変させて自転車をさらに速いものにした。

をご理解いただけましたでしょうか。

 

従来、プロレースで培った技術が、市販グレードに下がってきます。

しかし、まさか子ども用自転車の技術が採用されたのは驚きですね。

 

また、カチカチとシフトチェンジする現在では当たり前なことも、コロンブスの卵のように今までの常識を打ち破って開発されたのも驚きですね。

 

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